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心臓病の種類について。初期症状や予防についてなども
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心臓を動かす筋肉である心筋に酸素を運ぶ血管がつまり、心筋が回復不可能なまでに破壊されてしまったのが、心筋梗塞です。急性心筋梗塞の発症は、男性では50代後半がピークで、女性では60代前半がピークとなります。男女比は、約3.5:1と、男性のほうが圧倒的に多数です。

心筋梗塞の症状でもっとも特徴的なのは、胸の痛み(胸痛)です。
*ただし、一部に胸痛がまったくみられない心筋梗塞もあります。これは特に70歳以上の高齢者にその傾向があり、「無症候性心筋梗塞」、あるいは「無痛性心筋梗塞」と呼ばれます。

心筋梗塞の胸痛の特徴
胸を締め付けられるような痛み、あるいは胸に火ばしや焼きごてを当てられたような激しい痛み、と表現されることがあります。狭心症と比べて激しく、長く、耐え難い痛みであることが多いようです。痛みというよりも、背中から前胸部に向かって何かが走ったような・・・押しつぶされるような苦しみ、と訴える方もいらっしゃいます。
狭心症と大きく異なることは、狭心症の場合は、ニトログリセリンで痛みがおさまるのに対して、心筋梗塞の場合は、ニトログリセリンの効果がないということです。また、労作狭心症との違いとしては、心筋梗塞の場合は、何か運動がきっかけで発作が起こるということではなく、また安静にしていても胸痛がおさまらないということです。
そのほか、持続時間が、狭心症の場合は数分?長くても15分程度であるのに対し、心筋梗塞は短くて10分以上、たいていの場合、1~2時間、さらには翌日まで持ち越されることさえあります。

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さまざまな心臓病のために心臓の収縮能力が弱まり、身体の臓器や組織に必要なだけの十分な血液を送りだすことができなくなった状態を心不全といいます。心不全になると、全身の臓器へ血液が十分にいきわたらなくなり、肺や身体の静脈に血液がうっ滞するようになります。これが「うっ血性心不全」です。
心不全の経過と予後は、その重症度によって異なります。

ニューヨーク心臓協会は、心不全の重症度を次のように分類しています(NYHA分類)。

ニューヨーク心臓協会の心不全の重症度分類(NYHA分類)
1度
心疾患があるが、身体活動が制限されることのない患者。ふつう身体活動ではとくに疲労、動悸、呼吸困難あるいは狭心痛をきたさない。

2度
心疾患があり、身体活動が制限される患者。安静時は無症状だが、ふつうの身体活動で疲労、動悸、呼吸困難または狭心痛をきたす。

3度
心疾患があり、身体活動が高度に制限される患者。安静時は無症状だが、ふつう以下の身体活動で疲労、動悸、呼吸困難または狭心痛をきたす。

4度
心疾患があり、非常に軽度の身体活動でも愁訴をきたす患者。安静時でも心不全あるいは狭心症症状を示すことがある。少しの身体活動でも愁訴が増強する。

*心不全と診断された場合でも、NYHAの分類で、1度または2度程度ならば、ほとんどの症例で経過と予後は良好です。一方、3度やさらに4度にまでいたるような重度の心不全の場合、予後は悪くなります。入退院を繰り返し、死に至るケースも少なくありません。
 

心筋梗塞(しんきんこうそく)は、心臓病のなかでも狭心症とならび、現在、もっとも注目を浴びている疾患です。狭心症と心筋梗塞はまとめて「虚血性心疾患」と呼ばれます。

心筋梗塞は、心筋(心臓を動かす筋肉)に酸素を含んだ血液を運ぶはずの血管がつまり、極度に狭窄したためにその部分よりも先に血液が流れなくなったことで、心筋が、もはや回復不可能なまで破壊されてしまう疾患です。

心筋梗塞の特徴的な症状は、前胸部の長く続く痛みです。持続時間は20?数時間です。安静にしても、なおりません。ニトログリセリンでも改善しません。狭心症でも同じように胸に痛みがありますが、狭心症の場合は、3?15分程度でおさまり、安静にし、ニトログリセリンによって回復します。

そのほか、心筋梗塞では、顔面蒼白、冷や汗がみられます。不整脈が出やすく、意識障害や嘔吐がときおりあります。

心筋梗塞は、その半数がまったく突然に起こります。あとの半数は、狭心症が発展して心筋梗塞にいたったものです。狭心症から発展したような場合、心筋梗塞の発作の数週間?1ヶ月程度前にそれらしき兆候がみられます。たとえば、狭心症の回数が増えた、以前よりもほんのちょっとしたこと(簡単な動作)で狭心症が起こった、労作狭心症から安静狭心症になった、ニトログリセリンが効かなくなった、といった変化があらわれた場合には、注意が必要です。

心筋梗塞の発作が起きたら、時間が勝負です。ただちに救急車を呼び、「冠動脈疾患集中治療室」(CCU)がある病院へ入院しましょう。

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動悸
心臓病の代表的な症状は、以下のものです。

1.動悸、2.息ぎれ、3.呼吸困難、4.むくみ(浮腫(ふしゅ))5.胸痛(狭心症)、6.不整脈、および7.心臓の衰弱 です。

動悸(どうき)

動悸というのは、胸のなかで心臓がドキドキと打つのを感じることをいいます。ふつう、わたしたちは自分の心臓の鼓動を意識することはありませんよね、しかしいきおいよく階段をかけ上ったり、マラソンをしたりと、激しい運動をしたあとや、興奮したときには、健康な人でも心臓がドキンドキンと脈打つのを感じます。病的な「動悸」とは、安静時や、ちょっとした運動ですぐにこのような鼓動を感じることをいいます。
動悸は、心臓が衰弱したときに生じます。また、「心臓神経症」といって、実際には心臓は丈夫なのですが、動悸や息切れ、胸痛、頻脈などの心臓病の症状が現れる病気でも、生じます。心臓神経症は、ストレスや不安が原因と考えられます。各種の心臓検査をおこなっても心臓に異常がみられないだけでなく、心臓のはたらきに影響を与える病気も認められないときに、心臓神経症と診断されます。
また、心臓病以外でも、バセドー氏病や貧血、脚気(かっけ)でも動悸が生じることがあります。
心臓が本当に悪く心臓に具体的な病気があるのか、それともほかに何か動悸が起こる疾患が身体のとこかにあるのか、あるいは神経性のものなのか、など、これらは区別が難しいものです。したがって専門の医師による検査、診断を受けることが大切です。
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