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心臓病の種類について。初期症状や予防についてなども
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心筋炎(しんきんえん)というのは、心臓を動かす筋肉である「心筋(しんきん)」が、炎症を起こす疾患です。

心筋炎の多くは原因不明です。ただし、リウマチ熱や免疫系の病気である全身性エリテマトーデス、慢性関節リウマチ、強皮症(きょうひしょう)、サルコイドーシスなどから、心筋炎になることもあります。
頻繁に起こる心臓病ではなく、予後も良好ですが、完全になおることは少ないようです。

心筋炎の場合、ウィルスや細菌が心筋に感染し、心筋の細胞が犯されます。そのため心臓の収縮力が弱まり、心臓が肥大したり、心臓機能が低下したりといった症状が出ます。

最初は、発熱やのどの痛み、頭痛、倦怠感など、風邪によく似た症状が出ます。吐き気や嘔吐、下痢、腹痛からはじまるケースもあります。その後、数日?一週間ほどして、動悸や胸痛、呼吸困難、脈の乱れ、むくみが現れます。ただし、これらの症状はあまり長くは続かないため、心筋炎が起こっていることに気づかないままのこともあります。ただし、身体が疲労している場合に心筋炎を発症すると、急速に悪化し、ショック状態になるなど、危険な状態に至ることもあるので注意が必要です。
ショック状態に陥った場合は命の危険がありますので、救急車を呼ぶ必要があります。治療をおこなわずにいると心臓の機能が低下するので、医師の治療を受けることが大切です。安静にして、栄養の補給や輸液などの処置がおこなわれます。心臓の機能が低下している場合には、ジギタイス製剤を用いたり、利尿剤の服用、食塩の制限がおこなわれます。

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現在、がんに次いで、日本人の死因の第2位を占めるのが、心臓病です。なかでももっとも注目されているのが、狭心症や心筋梗塞といった、「虚血性心疾患」です。「虚血(きょけつ)」とは、心筋(心臓の筋肉)に必要なだけの血液が冠動脈(かんどうみゃく)から供給されなくなってしまうことをいいます。冠動脈の動脈硬化が原因によるものです。
狭心症や心筋梗塞はどのように診断されるのでしょうか。
狭心症や心筋梗塞の場合、まずその最大の特徴である胸痛によって判断します。ただし、狭心症や心筋梗塞のなかには、胸痛がほとんどみられないものもあります。これを無症候性の虚血性心疾患といい、お年寄りに多くみられます。
そのため、胸痛といった自覚症状だけでなく、心電図による検査が必要となります。
心電図は、心筋での電圧の変動を身体の表面からとらえる検査で、あらゆる心臓病で必須の検査です。心筋のさまざまな変化が明らかになります。特に、不整脈、心筋梗塞、狭心症には欠かせない検査です。
心電図をとると、虚血性心疾患ならばそれ特有の心電図変化が現れます。しかし、狭心症の場合、このような変化は、発作の起こっているときにしかみられません。一方、心筋梗塞の場合は、通常、心筋に回復不可能な傷跡が明確に残っていることから、発作のない場合でも心電図で病的な変化をとらえることが可能です。
*ただし、一部、軽い心筋梗塞の場合は、傷跡がわからないこともあります。

心肥大とは、心臓の筋肉(心筋)の量が増えた状態をいいます。心肥大がまだ初期の段階では、心筋の収縮力は維持されますが、肥大が進むと心不全や不整脈などの心臓病を起こすことがあります。

心肥大には、心筋細胞が心臓の内腔に向けてどんどん厚くなっていくタイプ(求心性肥大)と、外へ向かって広がっていくタイプ(遠心性肥大)があります。心肥大は、原因となる病気があって、それが心室に負荷をかけたために結果的に起こる状態です。独立した心臓病というわけではありません。
たとえば、求心性肥大は、心臓の壁が厚くなって、心臓の内腔が狭くなった状態ですが、これは高血圧や大動脈弁狭窄症などがあって、心臓から血液を押し出すのに大きな力が必要となった場合に生じやすくなります。
一方、遠心性肥大は、むしろ心臓の内腔が拡張した状態です。逆流のある弁膜症や先天性心疾患でみられます。心臓からの拍出量を確保するために、内腔を拡張するように心臓が肥大して起こると考えられます。

*一部に原因となる疾患がないのに、心肥大が起こることもあります(突発性肥大型心筋症)。

心肥大の診断
心肥大の診断法は主に次の3種類です。

1.レントゲン・・・心臓の大きさを影絵としてみる方法です。したがって心臓の壁の厚さまではわかりません。

2.超音波・・・心臓の壁の厚さや内腔の容量をみます。

3.心電図・・・心肥大の特徴的な変化の型(右室肥大、左室肥大)や、その程度をそれなりに把握することができます。
 

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動悸
心臓病の代表的な症状は、以下のものです。

1.動悸、2.息ぎれ、3.呼吸困難、4.むくみ(浮腫(ふしゅ))5.胸痛(狭心症)、6.不整脈、および7.心臓の衰弱 です。

動悸(どうき)

動悸というのは、胸のなかで心臓がドキドキと打つのを感じることをいいます。ふつう、わたしたちは自分の心臓の鼓動を意識することはありませんよね、しかしいきおいよく階段をかけ上ったり、マラソンをしたりと、激しい運動をしたあとや、興奮したときには、健康な人でも心臓がドキンドキンと脈打つのを感じます。病的な「動悸」とは、安静時や、ちょっとした運動ですぐにこのような鼓動を感じることをいいます。
動悸は、心臓が衰弱したときに生じます。また、「心臓神経症」といって、実際には心臓は丈夫なのですが、動悸や息切れ、胸痛、頻脈などの心臓病の症状が現れる病気でも、生じます。心臓神経症は、ストレスや不安が原因と考えられます。各種の心臓検査をおこなっても心臓に異常がみられないだけでなく、心臓のはたらきに影響を与える病気も認められないときに、心臓神経症と診断されます。
また、心臓病以外でも、バセドー氏病や貧血、脚気(かっけ)でも動悸が生じることがあります。
心臓が本当に悪く心臓に具体的な病気があるのか、それともほかに何か動悸が起こる疾患が身体のとこかにあるのか、あるいは神経性のものなのか、など、これらは区別が難しいものです。したがって専門の医師による検査、診断を受けることが大切です。
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